間違い電話やセールス電話、知らない電話番号から電話がかかってくる事も多いですよね。
そんな近年、+1844からの着信が増えているようです。
突然知らない電話番号から着信があったら少なからず不安な気持ちになるのでしょうか?
詐欺?なんて言葉が脳裏をかすめる人のいるかもしれませんよね。
ネットでも+1844の付いた電話番号から着信があったとの情報があるようです。
では、+1844っていったいどんな番号なのか気になりますよね?
そこで今回は『+1844から始まる電話番号に出てしまった!国際の迷惑電話の噂や詐欺の対処法は?』を解説していきたいと思います。
【この記事でわかること】
・+1844ってどんな番号?
・+1844は詐欺なのか
・+1844の着信に出るとどうなるの?
・詐欺電話への対処法は?
+1844から始まるのはどんな番号?
+1は国際電話でのアメリカの国番号
+1844から始まる番号はじつは、「+1」と「844」に分けられるんですね。
まず「+1」は国際電話ですが
地域 国 国番号 北米 アメリカ合衆国 バミューダ諸島
16のカリブ海諸国
1 引用元:Wikipedia 電話番号計画
の国番号なんですね。
つまり
・アメリカ
・カナダ
・バミューダ諸島
・16のカリブ海諸国
の国番号が「+1」なんです。
844はフリーダイヤルの番号
844の番号はどういう意味なのでしょうか?
Wikipediaで調べてみると
着信課金電話番号(ちゃくしんかきんでんわばんごう)は、通話料金を着信者が全て負担する電話番号である。
地域 識別番号 付加桁数 総桁数 名称 備考 北米 800 888 877 866 855 7 10 800 numbers 844 833 822が予約されている。スカイプから無料。海外からでもかけることができるが、グアム・サイパンからは一部を除きかけられず海外経由でかける必要あり
ということなんですね。
Xの口コミでも
今日得た知見。800, 888, 877, 866, 855, 844, 833はアメリカのtoll freeコード。+1 877などの謎の電話はアメリカ発信のフリーダイヤルということらしい。
— Takashi (@takurinta) September 25, 2020
ということみたいですね。
つまり、+1844はアメリカでのフリーダイヤルなんです。
アメリカでのフリーダイヤルには注意
+1844がアメリカのフリーダイヤルだということはわかりました。
「じゃあ電話に出ても、かけ直しても問題ない」と思うかもしれません。
実はそこが落とし穴になっているんですよね。
ネットの情報でも
フリーダイヤル的な着信側課金のシステムを使った詐欺なんだそう。言葉が分からないのを知ってアナウンスを流し続け、課金させるということか。日本にはアメリカと違って「着信側に料金は発生しない」という常識があるのでそこを突いた詐欺なんだね。国際電話は取らない、取ってもすぐ切る、でOKだと。
— 須藤ゴウ (@gomocchi) September 28, 2020
引用元:教えてgoo
との情報があるようです。
つまり、日本のフリーダイヤルとアメリカのフリーダイヤルには
日本・・着信も発信も料金は相手に請求
アメリカ・・発信は相手に請求だが、こちらにも料金が発生する場合もある
という違いがあるようですね。
国際電話ですので、つい着信に出てしまったら高額の通話料金を請求される可能性もあるんですね。
スマホアプリでの番号偽装の可能性も
詳しく調べてみると、気になる記事を見つけることができました。
警察庁は、詐欺グループが実際に海外から電話をかけているのではなく、国際電話の番号に変えられるスマートフォンのアプリを使い、国内などから電話しているとみている。さまざまな国番号を自由に選べるアプリもあり、同じ端末からその都度異なる番号でかけられるという。
引用元:朝日新聞DIGITAL
本当ならば、いくらでも電話番号を偽造できます。
これではいくら着信拒否設定をしてもきりがないということになりますよね。
+1844は詐欺なのか
本当に+1844は詐欺電話なのでしょうか?
YouTubeで気になる動画を見つけることができました。
どうやら、中国人向けの詐欺電話の可能性もあるんですね。
Xでの口コミでも
https://twitter.com/prisoner122448/status/1695319754100347180?s=20との情報もささやかれています。
どうやら、詐欺電話の可能性が高いと言えそうですね。
+1844の着信に出るとどうなるの?
忙しい時に着信があると着信番号を見ずに、思わずそのまま出ちゃうなんてことよくありますよね?
NTTファイナンスを装ったガイダンス音声
それでは、+1844の電話番号に出てしまったらどうなるのか?気になるところですよね。
実際の着信内容をXの口コミで調べてみました。
1844-1212-8507という知らん番号から着信があったので無視していたら
「未納料金が発生していて、法的措置へ移行する」と、NTTファイナンスを騙る自動音声の留守電が残っていた
法的措置くらいでビビらないで冷静にhttps://t.co/iDPDhm8fBI— 兄やん (@kimkimniyan2) August 15, 2023
盟友様へ
今から大事なこと話ますよ~電話で
+1 から始まる番号はとりま海外です!
+1844始まりの番号表示の詐欺が出回ってます!着信履歴や留守番電話に入っていてもスルーしてね。
内容が「NTTファイナンスです、料金遅延の…」でガイダンス番号へ誘導を日本語でします!ワイソフバンやし
— たぶんヘーチ・晴好雨奇 (@eorimasataka) August 19, 2023
留守番電話ではありましたが、NTTファイナンスを騙ったガイダンス音声が残されていたようです。
こちらの情報では、以前『カナダケベックの知らない番号から電話!迷惑や詐欺の着信電話は?』で調べてた内容と同じ行為が行われているようですね。
中国人を狙った詐欺電話
ほかにはどんな事があるのでしょうか?
スマホの着信に1844から始まる番号の着信が来た もちろん掛けないが調べてみると 北米からの電話で「詐欺電話」だそうです。他にも掛かってきている人たちがいるようで間違えて出た人は「中国語の音声ガイドが流れた」等色々あるようです。1844は詐欺電話なのでご注意ください
— 琥珀 ✩星☆に願いを (@deepbluehelp) September 13, 2023
YouTubeの情報でもありましたが、電話に出ると中国語で語られるとの口コミもあるようです。
これは
の可能性が高いようです。
東京新聞の記事を簡単にまとめると
中国大使館を名乗り、在日中国人を狙った詐欺事件が増えている。
中には3600万円もの金額をだまし取れれたケースも。
詐欺電話の主な手口は、中国大使館や公安警察などをかたるもの。パスポートやキャッシュカードが悪用されたとして、犯罪と無関係だと証明するために現金を振り込むよう要求してくる。
警察は「こうした詐欺はもともと中国で多かったが、取り締まりが厳しくなったため、近年は日本に移ってきたのではないか」とみている。
ということが分かりました。
日本在住の外国人まで標的にするのですから、相当大きな組織犯罪のようですね。
詐欺電話への対処法は?
もし+1844の電話番号から着信があったらどうすればよいのでしょうか?
見知らぬ電話番号の着信には出ない
たとえ国際電話だったとしても、電話に出さえしなければ通話料金が発生する事はありません。
国際電話の場合は必ず着信番号の頭に「+」が付きます。
【不審電話 #北海道警察】全国的に、北海道警察本部の電話番号に類似した国際電話番号を使用し、北海道警察本部捜査第二課の警察官をかたった不審電話が発生しています。「+1」から始まる電話番号は国際電話番号であり、下4桁が「0110」でも北海道警察の電話番号ではありません。(続く)
— 北海道警察防犯情報発信室 (@HP_seian) November 8, 2023
着信の場合は必ず着信番号を確認して「+」付いた電話には出ない方がいいでしょう。
電話不取扱受付センター
そもそも国際電話を拒否出来れば被害を未然に防げるのではないでしょうか。
実は国際電話を拒否できる方法があるんですよね。
それが「電話不取扱受付センター」なんです。
電話不取扱受付センター
国際各社において国際電話利用契約を利用休止とさせていただきます。
引用元:電話不取扱受付センター
こちらにアクセスしてWEB申込書に必要な事項を入力をすれば、国際電話を拒否することができます。
ただし、着信だけではなく発信もできなくなるので注意が必要ですね。
androidならアプリで国際電話を拒否できる
androidスマホを使っているなら「着信拒否 – Calls Blacklist」というアプリで国際電話を拒否できるようです。
引用元:GooglePlay
使い方は
「ブラックリスト」タブの右下にある「+」ボタンをタップして、着信番号の先頭の番号を指定
アメリカからの着信を拒否する場合は「+1」を指定
着信番号の先頭を指定する事で任意の国際電話を拒否できるようですね。
iPhoneは個別で拒否設定する
iPhoneでは、iOSの着信拒否機能を使い個別に電話番号を拒否することができます。
「よく使う項目」、「履歴」、または「留守番電話」をタップします。ブロックしたい電話番号または連絡先の横にある 詳細情報ボタン をタップし、下にスクロールしてから、「この発信者を着信拒否」をタップします。
引用元:iPhoneユーザーズガイド
という手順で拒否ができます。
まとめ
今回は『+1844から始まる電話番号に出てしまった!国際の迷惑電話の噂や詐欺の対処法は?』を解説してきました。
+1844はアメリカでのフリーダイヤルで、利用料金をだまし取られる可能性があるという事がわかりました。
そして、特殊詐欺に使われるケースも多い事も判明しましたね。
電話不取扱受付センターで申し込めば一括で拒否することが可能ですが、国際電話の発信もできなくなります。
androidであればアプリをつかって、国ごと拒否も可能であることがわかりました。
一番の対策は常に着信番号を確認して、身に覚えのない番号であれば出ない事がコスパの良い対策なのではないでしょうか。